前回の記事でスリーピングマットを紹介しました。
スリーピングマットの上にシュラフを置いて寝ることも、もちろんできます。
家でいうと床の上に敷布団をひいて、掛け布団をかけて寝るイメージですね。
ただ、もう少し快適に眠りたいので、ベッドに当たる「コット」を検討することにしました。
コットって必要なの?
コットは屋外で使うベッドで、もともとは野戦病院など軍事用の目的から使われました。
サイドポールの間にキャンバスシートを張ったものを基本としています。
地面から距離をあけることができるので、確実に地面の凹凸の影響を受けなくなります。
またキャンプではインナーテントを使わない場合にも必要となります。
ネイチャーハイクコット VS ヘリノックス コットワンコンバーチブル
コットを購入しようといろいろと調べたときに、コンパクトさ、重さ、耐荷重、組み立てやすさなどからヘリノックス コットワンコンバーチブルが候補に挙がりました。
ただ、高い。3人分欲しいのですが、なかなかの出費になります。
そこで、Amazonを見ているとネイチャーハイクから見た目が同じ作りのコットがありました。
コットワンコンバーチブルの3分の1の値段です。
コットでの寝心地を試してみることも兼ねて、ひとまずネイチャーハイクのコットを購入しました。
組み立ては簡単です。
強めのテンションで生地が張られ、なかなか寝心地はいい感じです。
ただ、寝ているとポールとシートがこすれてギシギシと音がして結構気になります。
ギシギシ音対策
テンションがかかった状態でシートがこすれるのが原因のため、100均でフェルトを買ってきて両面テープで貼り付けます。
脚が来る部分はあけておきます。
この対策で音が気にならないレベルまで改善できます。
シートが長方形に縫製されていない
ネイチャーハイクのコットでもう一つ気になったところがあります。
それはシートが完全な長方形ではなく、誤差とはいえないレベルで斜めに縫製されていて平行四辺形になっています。
わかりにくいですが、下のほうが2〜3cmほど長いです。使えなくはないのですが、組み立てるときに気になります。
多分これは個体差でしょうが、品質管理はまだまだです。
ヘリノックス コットワンコンバーチブルとの比較
ネイチャーハイクの品質はこれで分かりました。スリーピングマットと同様、これは子ども用にします。
大人用はヘリノックス コットワンコンバーチブルを2つ購入しました。
ヘリノックス コットワンコンバーチブルを購入したことでネイチャーハイクコットとの比較ができます。
脚の比較です。上の青い方がネイチャーハイクで、下の黒い方がコットワンコンバーチブルです。
形状は非常に似ています。
脚パーツの拡大です。高さを調整できるコットレッグを挿す部分があります。
ネイチャーハイクコットの方は、あらかじめコットレッグがテンションコードで繋がれているのですが、普段は使わないので外しています。
コットレッグを挿す部分はネイチャーハイクの方が太くなっています。
ハンドル部分の拡大です。
上がコットワンコンバーチブルです。DAC社のロゴがあり、プラスチックの成形もきれいです。
下のネイチャーハイクコットは形状はよく似ていますが、安っぽさが出ています。
シートの裏部分の比較です。
これはいいんでしょうか?ほぼ同じ絵です。
下のネイチャーハイクはわざわざコットレグが付いた状態で組み立てているところが違いますが、コピーといっていいでしょう。
ちなみに印刷もコットワンコンバーチブルはクッキリしていますが、ネイチャーハイクは滲んでボヤケています。
それぞれを組み立てたところの比較です。
大きさはほぼ同じで、高さも同じなので並べて使用できます。
シートの張り具合や部品のクオリティなど、やはりコットワンコンバーチブルには気品があり、寝心地も最高です。
ネイチャーハイクコットは若干シワができています。
立てかけると、ネイチャーハイクコットが平行四辺形なので斜めになっているのが分かります。
結論
ネイチャーハイクコットは、ヘリノックス コットワンコンバーチブルのよくできたコピーだと思います。
シートの形状が個体差だとして、ポールにフェルトを巻くカスタマイズで問題なく使えるようになります。
コットワンコンバーチブルとの価格差を考えると、初めてのコットとしてはありではないでしょうか。
ヘリノックス コットワンコンバーチブルは、非の打ち所がない高品質で寝心地最高のオススメのギアです。
キャンプで寝るときは、コットワンコンバーチブルにサーマレストのZライト ソルを組み合わることで、最強の寝床が完成します。
体が痛くなることもなくなり、眠りの質が変わったといっても過言ではありません。
次は布団にあたる、シュラフについて紹介したいと思います。