先日、テントで寝るときのマットとコットを紹介しました。
今回は布団にあたるシュラフについて紹介します。
封筒型かマミー型か
シュラフとは寝袋のことですが、そもそもなんで寝る部分が袋になっているんでしょうね?
その袋の形状が四角い封筒型と、繭のような形のマミー型があります。
昔、富士山を登った際、山小屋でマミー型の寝袋が用意されていました。
そこで初めて寝袋を使ったのですが、結構窮屈な寝心地だった記憶があります。
子どももいることもあり、まずは封筒型のシュラフを購入することにしました。
封筒型シュラフ
初めて購入したのはロゴスの丸洗い寝袋ウォーマー・0というものです。
今は後継品が出ています。
中綿がダイナチューブファイバーという化繊で、適正温度0℃までというものです。
家の洗濯機でも丸洗いでき、抗菌加工もされています。
封筒型ということもあり中は広く窮屈な感じはせず、暑いときは開いて掛け布団のように使えます。
2つあればそれぞれを連結して、子どもと一緒に中に入って寝ることもできます。
ここがちょっとイマイチ
化繊なので仕方ないのですが、スタッフバッグに入れても大きいです。
収納時サイズが28×28×41cmですが、こちらを3つ車に積むと非常に邪魔です。
また、適正温度0℃とのことですが、そこまでは使えません。
4月末のキャンプで使った際は、10℃位あったと思いますが寒さを感じました。
マミー型シュラフ
やはり収納時の大きさがネックとなり、コンパクトに収納できるダウンのシュラフを検討します。
そして、コンパクトサイズながらも最大限暖かさを得ることができるマミー型にすることにしました。
NANGA(ナンガ)Orange別注モデル オリジナルシュラフ 610 レギュラー カモ柄
購入したのは和歌山県のショップ「Orange」さんの別注シュラフです。
ダウンシュラフといえばナンガやモンベルが有名ですが、ナンガは別注モデルも数多くデザインやスペックが多岐にわたります。
また永久保証の国産品として多くのキャンパーから愛用されており、こちらにしてみました。
通常のラインナップにないカモ柄がオシャレです。
スペックとしては、ダウン量610g、快適使用温度-6℃、650FPです。
収納サイズは約φ19X33cmとなり、非常にコンパクトになります。
ナンガといえば「オーロラテックス」という撥水性と透湿性を備えた素材がありますが、これは「シレ撥水」加工となっています。
もちろん中に入った瞬間から暖かさを感じられ、さすがダウンといったところです。
夏でも掛け布団のように使えば風通しもよく、快適です。
現在は610は売り切れのようで、その下の460があります。
NANGA(ナンガ)山渓別注 オーロラ450DX CAMO レギュラープラス
ナンガのダウンシュラフに魅せられ、また追加でいいものがないかとネットを見ていたら、昨年山渓50周年記念モデルとして出たカモ柄の別注モデルが、身長180cmまで対応したレギュラープラスとなって登場したとあり、こちらも購入してみました。
山渓別注ナンガといえば、オールブラックのオーロラモデルが廉価で販売されており人気が高いのですが、こちらは別生地です。
おそらくですが、ナンガ25周年記念モデルのシュラフと同じカモ柄の生地ではないかと思います。
このカモ柄がOrange別注とはまた異なり、非常に格好いいです。
スペックとしては、ダウン量450g、快適使用温度-5℃、760FP、収納サイズ φ17×29cmです。
秋キャンプで使おうと思っていましたが、週末が雨や台風でキャンセルとなり、まだ実戦投入できていません。
こちらはオーロラテックスが使用されており、中のダウンの品質もOrange別注より高く、ダウン量が少なくてもほぼ同じ環境下で使用できるものです。
それぞれの比較
3つのサイズの比較はこんな感じです。
ロゴスのシュラフが格段に大きいことが分かります。
これを見ると、さすがにもうロゴスのシュラフを3つ持っていく気にはなれません。
次はナンガのシュラフどうしの比較です。
ダウン量610gと450gの違いでこれくらいあります。
610gでも全然コンパクトだとは思いますが、450gは驚異的に小さくなりますね。
結論
ナンガのダウンシュラフは暖かくて高品質、そしてコンパクトでオススメです。
ただ化繊シュラフと比較すると、スタッフバッグに詰め込むのにむちゃくちゃ手こずります。
押し込んでも押し込んでも膨らみで入る気はしません。
実はオーロラテックスの40dnナイロン生地(山渓別注)より、シレ撥水加工の20dnナイロンタフタ生地(Orange別注)の方が柔らかく、スタッフバッグに入れやすいです。
コットワンコンバーチブルとサーマレストZライトソル、そしてこのナンガダウンシュラフで寝る環境としてはほぼ完成しました。
あとピローがあるのですが、そちらはまた別途紹介したいと思います。