みなさんはバーベキューで使う木炭はどのように運んでいますか?
木炭の火おこしはなかなか大変なので、専用の火おこし器である「チャコールスターター」と、わが家で使っている炭入れをあわせて紹介します。
初期のバーベキュースタイル
キャンプを始めた頃の初期は、炭火をおこしてバーベキューをしていました。
もちろん木炭は特に容器などに入れ替えず、ホームセンター買ったダンボール箱のままです。
火消し壺と火おこし器
初期の頃、ものすごく愛用していたのがキャプテンスタッグの大型火消し壺・火おこし器セットです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 大型火消し壺 火おこし器セット バーベキュー用 M-6625
- 出版社/メーカー: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: スポーツ用品
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バーベキューをメインで料理をすると、何かと燃焼し切れない炭火が最後に残ってしまい、キャンプ場にある炭捨て場に捨ててくることになります。
しかし、燃焼途中の炭火をこの消し壺に入れると、酸素がなくなり自然と木炭が消火します。
その消し炭は、また次回の炭火として再利用できるだけでなく、通常の木炭よりも着火がしやすくなる利点があるので、そのサイクルをよく行っていました。
また、消し壷の中に火おこし器が入っています。スチールなので錆びてますね。
このように蓋をひっくり返して火おこし器を乗せることで、どこでも放っておくだけで簡単に木炭に火をつけることができます。
火おこし器の原理は煙突効果です。
煙突状の筒の下から空気が入り、暖められた空気は上昇気流となってどんどん上に流れていくので、自然と新鮮な酸素が木炭に供給され続け燃えるということです。
こうすることで、木炭に火がつかないという失敗が格段に減り、またうちわで扇ぐなどという作業をしなくてもいいので、着火するまで他のことができます。
もう少しコンパクトにならないか
道具としては優れているのですが、木炭のダンボール箱とこの消し壺をあわせて持っていくとなると、けっこう荷物が増えます。
また、ある時からバーベキューがメインではなくなったので、木炭の消費量が少なくなり、仮に炭火が残ってもその後の焚き火で一緒に燃やし尽くしてしまいます。
そこで、専用の炭入れで木炭を持っていくことにしました。
Famiのスチールボックス
ある日、WILD-1で店内を見回していたとき、テンマクデザインブランドの見慣れないスチールボックスが積まれているのに気づきました。
イタリアのツールボックス「Fami(ファミ)」のテンマクデザイン別注モデルとのことで、サイズが40.5L、27L、12L、8.7Lとあります。
これを見て、一番小さい8.7Lのモデルを炭入れにしようと思い購入しました。
天板は自作
今は天板も別売されていますが、当時は販売していなかったので、ホームセンターでパイン材を切ってもらい、アンティークワックスを塗って、持ち手を付けて自作しました。
テンマクの別売品は20cm×30cmのサイズでできており、あくまで上に乗っかっているだけで、蓋としてかっちりハマっている感はありません。
オススメの木炭はオガ備長炭
中に新聞紙をひいて、オガ備長炭を並べて入れています。
並べて入れることで、意外と多くの木炭をぎっちり入れることができます。
ちなみに、ホームセンターで安く売られているのはマングローブの木炭ですが、燃えやすいですが爆ぜやすく、火の持ちも悪いです。
わが家が使っているのは、オガ屑を成形したオガ備長炭で、燃えにくいけど爆ぜず、火の持ちがよいです。それでいて備長炭ほど高くないので、とてもバランスのいい木炭だと思っています。
ユニフレーム チャコスタⅡ
オガ備長炭は着火が難しいので、火おこし器は必須です。
二代目の火おこし器は、ユニフレームのチャコスタⅡを使っています。
なんとこれがFamiスチールボックスにシンデレラフィットで収まるので、木炭の上に置くことが可能です。
組み立てるとこんな感じです。
後はこのツールボックスのすき間に着火剤を入れておけばOKです。
木炭を使うかどうかわからないときでも、コンパクトに収まるのでそれほど荷物になりませんし、チャコスタⅡは焚き火の着火にも使えるので、どのみち出番があります。
結論
コンパクトになる炭入れとチャコスタはイタリア製と日本製の組み合わせですが、どちらも見た目がよく作りもしっかりしているので、非常に気に入っているキャンプギアです。
ただ、炭入れがもともとツールボックスということもあり、天板が密閉できないため完全に湿気を防ぐことができません。
ここが気になる場合は、金属でできた爆薬箱である「アンモボックス」を検討してもいいかと思います。